心の私利 渋沢栄一

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渋沢栄一

商業上の真意義は自利利他である。個人の利益はすなわち国家の富にして、私利すなわち公益である。公益となるべきほどの私利でなければ真の私利と言われない。

渋沢栄一訓言集

人物紹介:渋沢 栄一(しぶさわ えいいち、天保11年2月13日(1840年3月16日) – 昭和6年(1931年)11月11日)は、幕末の幕臣、明治時代初期の大蔵省官僚を経て、実業家として活動した。第一国立銀行や王子製紙・日本郵船・東京証券取引所などといった多種多様の企業の設立・経営に関わり、日本資本主義の父と呼ばれる。

 商業は自分が利を得ながらも他を利する事に真の意義がある。真の私利とは己を利するだけではなく、他者や国家をも利する。と、渋沢栄一氏は述べているように思う。

 この渋沢栄一氏は新紙幣の肖像の候補に挙がっている人物で、日本が近代化をする為に必要な産業を次々と興した起業家である。

 商業を行う上で自分だけの利益を独占しようとしては真の私利とは言えず、もっと高次の私利に高めるには、その利を得る事で共に力を合わせる協力者や、更には国益にかなう所まで昇華させる必要があるというのだろう。

 確かに渋沢氏が興した事業を見てみると、 銀行、ガス、保険、製紙会社、鉄道、セメント、ホテル、証券取引所、酒造会社、紡績会社、製糖会社等、現在では当たり前であるが当時の日本には無かった産業だ。この起業は誰のためであるか。金儲けだけの為であろうか。それは違うと思われる。

利他 → 国民の生活を豊かにする・他企業の商機を広げる
公益 → 国民生活水準の向上は富国強兵の基礎

 この様な構図になっているように見える。私達が毎日勤めている仕事。そこから生み出される利益や手に入る私利を高次な物へと転化していく為には、自分の生業に志を持ち「この一仕事が自分だけではなく、家族や取引先を豊かにし、更には国の礎を成していくのだ」と誇りを持って取り組んでいくことを渋沢栄一翁は望んでいたのではないかと想像する。

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