十七条憲法 第二条 安岡正篤 人生の大則より 第二条の解

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十七条憲法 第二条

篤く三つの宝を敬いなさい。三宝とは仏と法と僧である。
仏とは師と仰ぐべきものであり、その解かれた教法は、
人の依るべき道であり、またその僧徒は教えをひろめ、供養を営むものであるから、
昔からこの三つを特に三宝として、敬ってきたのである。
人間はもちろんのこと、四生(胎生・卵生・湿生・化生の四種生物をいう)といわれる
鳥・獣・虫けらも結局これに帰し、あらゆる国も究極この教えをいただかねばならぬ。
いったい人間というものは、その本来からいえば、そんなに悪人はおらないのである。
よく真理を説いて教えれば、これに従うものである。
仏法に帰依しなければ枉(ま)がったことを直すということはできるものではない。

人生の大則より

僧侶という存在は、当時、医学、科学、倫理、あらゆる知識を有している識者達であった。

日本に於いても、海の向こうから届けられた仏教や様々な知識の影響で、
進んだ文化を取り入れていたのだろう。

先進的な人々であったに違いない。

今となって考えてみると、日本に伝来したのが仏教ではなく、
別の宗教であったとしたらどうなっていたのだろう…などと考えてしまう。

現代日本の価値観を根本的に変えていたかもしれない。

人と思想の出会いは偶然性と必然性を兼ねているような気がする。

偶然から己の価値観を認識し、その価値観で生きることによって、思想と出会う。

人間それぞれに様々な思想があろう。

己の思想を深める努力と、他の思想を己の思想で解き明かしたり、
あるがままに受け入れてみたり、深めれば視野も広がるはずだ。
最後に行き着く所は案外似ているのかもしれない。

2010-08-25の記事を再掲載

 

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